ワイン会「ブルゴーニュ・二人の造り手」 2015年03月25日 |
暖かくなってきた東京では、待ちに待った桜の開花宣言!
いよいよ春本番ですね♪
先週のこと、ヴァン シュール ヴァンでは
ワイン会「ブルゴーニュ・二人の造り手」
を開催しました。
ワインのラインナップは、当店とも親交の深い「ドメーヌ・マルク・コラン」と「ドメーヌ・ブルーノ・クラヴリエ」より6種類、お料理は「ル・ガゾン」の村上シェフです。
そして今回は、
ワイン・ジャーナリストの「柳 忠之」さん
が特別講師として参加!
柳さんは各国のワイン産地を訪ねて、雑誌「ワイナート」などを中心に世界のワイン事情を伝えてくれるジャーナリスト。
もちろん「ドメーヌ・マルク・コラン」や「ドメーヌ・ブルーノ・クラヴリエ」も良くご存知ですので、今回は頼もしい助っ人です♪
早速ブルーノ・クラヴリエの「クレマン・ド・ブルゴーニュ」で乾杯です!
このスパークリング・ワインは、地元のレストランから「是非スパークリングも造ってくれ」と依頼されたのがきっかけで造り始めたそうです。
豊かな果実味をキリッとした心地よい酸味が覆います。
爽やかな味わいが食欲を高めてくれますね!
マルク・コランは、サン・トーバン村でワインを造る「白ワインの匠」。
彼の綺麗な白ワインは、国内外のソムリエさんから絶大な支持を得ています。
柳さんによるとサントネ村の土壌はコート・ド・ニュイに似ており、素晴らしい赤ワインが出来るそうです。
白ワインが造られるのは、村全体の約15パーセント。
その数少ないサントネの白ワインからは、ほんのりとバターやクリームのような香り。
時間が経つと、バランスを保ったまま更に美しく開いていきます。
思った通りマルク・コランならではの上品な味わい!
この日の赤ワインは、全てブルーノ・クラヴリエで楽しみます。
彼はヴォーヌ・ロマネ村の造り手さん。
テロワールの個性を大切にし、自然を尊重したビオディナミ栽培でワインを造ります。
まずはヴォーヌ・ロマネの1級畑「オー・ブリュレ」の2009年と2012年。
2009年は果実味が濃厚、どこかエレガントな柔らかさを感じます。
それに対し、2012年はフレッシュでチャーミング。
同じ銘柄なのに、ヴィンテージの個性や熟成の年数による違いが感じて取れますね!
でも、どちらにも共通して感じるのは「優しさ」。
とてもブルーノさんらしい味わいです。
柳さんは、ワインに合わせて様々なお話をしてくれました。
畑の場所による土壌の違い、近年のブルゴーニュにおける天候の事情…。
他にも、以前のブルゴーニュではルノーやシトロエンなどの国産車(フランスのですよ)が多かったのですが、最近ではドイツの高級車が増えて来たなんてお話も!
これもブルゴーニュワインの人気が高い証拠なのでしょうね♪
さてワインのほうは、シャンボール・ミュジニーの1級畑を飲み比べます。
村の南端にある「コンブ・ドルヴォー」に対し、「ノワロ」は村の北側にあります。
もちろん土壌は異なりますから、味わいも異なるはず…。
「コンブ・ドルヴォー」から感じたのは、みずみずしさと透明感。
柳さんは、シャンボール・ミュジニーらしいエレガンスを感じると仰ってました。
そして「ノワロ」は「コンブ・ドルヴォー」に比べてタニック。
お話を聞きながら飲むと、やや目の粗い印象なのが良くわかります。
この日のワイン会は、ブルゴーニュの素晴らしいワインとお料理、そして何より柳さんのお話とのマリアージュとなりました。
美味しいだけでなく「知る楽しみ」も沢山あるのがワインの良いところですね♪
さて、次回のワイン会は4月14日(水)となります。
また美味しいワインを考えておりますので、是非お楽しみに!
◎本日のワイン
・NV クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブリュット
<ドメーヌ・ブルーノ・クラヴリエ>
・2011 サントネ・ブラン
<ドメーヌ・マルク・コラン>
・2009 ヴォーヌ・ロマネ・1er Cru・オー・ブリュレ
・2012 ヴォーヌ・ロマネ・1er Cru・オー・ブリュレ
<ドメーヌ・ブルーノ・クラヴリエ>
・2011 シャンボール・ミュジニー・1er Cru・ラ・コンブ・ドルヴォー
・2011 シャンボール・ミュジニー・1er Cru・レ・ノワロ
<ドメーヌ・ブルーノ・クラヴリエ>