ワイン会「フォリウム岡田岳樹氏」をお迎えして

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ワイン会「フォリウム岡田岳樹氏」をお迎えして

2013年06月14日

こんにちわ！
ＷＥＢスタッフの末永です。

東京地方は梅雨に入ったものの、雨が少ない日が続いて夏の水不足も心配される中･･･
恵みの雨とともにヴァンシュールヴァンへやってきたのは、
ニュージーランドのマールボロでワイナリーを起ち上げた岡田岳樹さん！

今日は、
フォリウム・ヴィンヤードの「岡田岳樹」氏をお迎えして開催したワイン会
の模様をご報告します！

ご存じの方も多いかと思いますが、フォリウム・ヴィンヤードは、2011年にファーストヴィンテージをリリースした新進気鋭ワイナリーです。
フランスの「アンリ・ブルジョワ」がNZで運営する「クロ・アンリ・ヴィンヤード」で栽培責任者を務めた岡田さんが2010年に設立しました。

ファースト・ヴィンテージが2011年。
そして2012ヴィンテージが晴れてリリース間近！
今日は2011と2012のラインナップ、全８種類を贅沢に飲み比べます！

さっそく岡田さんからのご挨拶と乾杯！

プロジェクターで、ニュージーランドの畑やワインについてご紹介頂きました。
フォリウムという名前は、ラテン語の「葉」から付けたそうです。
ブドウ樹の樹齢は10年のものと16年で一見若そうに思えますが、NZワインの歴史が約40年と短いため、マールボロでも樹齢は高い方なんだそうです。

ソーヴィニヨン・ブランも、ピノ・ノワールも、樹齢が高い16年のほうは、銘柄に「リザーブ」が付けられています。

出荷しているのはソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワールの２品種ですが、
マールボロといえば、ソーヴィニヨン・ブランの銘醸地！
として世界的にも有名な土地ですよね。

ただソーヴィニヨン・ブランは、美しい白ワインが造られる反面ヴェジタブルの青い香りが苦手という方も多いと聞きます。

実は岡田さん自身も、その香りが苦手なんだそうです。
だからそれを極力抑えるべく、可能な限り完熟させたソーヴィニヨン・ブランを造っているそうですよ。

マールボロのスタイルではなく、
岡田さんスタイルのソーヴィニヨン・ブラン
ということですね。

グラスに注がれたソーヴィニヨン・ブランは2011と2012。
2012年は、暖かかった2011に比べて寒く、とても難しい年だったそうです。

説明を聞きながら味わってみると、その差がハッキリと！

2011年がソーヴィニヨン・ブランらしからぬ、青い香りの少ないフルーティでエレガントな味わい。
対する2012年は青い香りがする、いわゆる「ザ・NZ・ソーヴィニヨン・ブラン」。

実際に造った方のお話を伺いながら味わうと、ナルホド、ナルホドと、うなづくことばかりです。

そして後半のピノ・ノワールも、暖かかった2011と涼しかった2012の差を感じながら飲んでみます。
2011は暖かかった年なのでブドウも完熟できた様子、とても濃厚な味わいです。

味わいの違いはありましたけど、共通するのは「美味しい♪」ということでしょうか。
ニュージーランドのピノ・ノワールって、エレガントなだけでなく土の香りというか、野性的に感じるのが私の印象なのですが、フォリウムのピノ・ノワールも同感だと思いました。

少しビックリしたのは、私のテーブルに居た方が皆さん「ピノ・ノワール2012が一番好き！」とおっしゃったことです。

今日のピノ・ノワールの中では、果実の濃縮した感じが控えめでスッキリとしたタイプなのです。
聞いて確かめはしませんでしたが、心の中で「ブルゴーニュのピノに一番似ているのかな？」と思いました。
ヴァンシュールヴァンは、なんと言ってもブルゴーニュが豊富なワイン屋さんですから、集まるお客様も･･･ね♪

ちなみに今日のお料理も前回と同様、Le Gazon（ル・ガゾン）の村上シェフが腕を振るってくれました！